映画『左様なら』のアップリンク吉祥寺での上映が本日で終了します。
都内での単独上映のメイン館として大変お世話になりました。
42日間という長期間に渡って上映して頂けたのは
ご来場頂いたお客様やリピートして下さっているお客様
口コミやSNSなど様々な形応援して下さっている皆様
連日登壇にご協力下さった出演者様やトークゲストの皆様
アップリンク吉祥寺劇場スタッフの皆様
書ききれないほどのたくさんの方々が
あらゆる形でこの作品に関わって下さったお陰です。
本当にありがとうございました。
9月〜秋頃というのは、実は『左様なら』の劇中の季節感と同じなんですよね。
(実際は7月上旬に撮影しているので本当に暑かったですが、笑)
撮影から約1年が経って単独公開を迎え
連日劇場に通う中でお客様から様々なお言葉を頂き、
出演者様やトークゲストの皆様とお話させて頂き
様々な気づきや発見もありました。
近頃感じていた事でいうと
昨晩の登壇でも少しお話させて頂いた事ですが
答えなんてない、最後に幸せになれる保証なんてない
そんな曖昧な世界で私たちは生きているんだなと感じます。
テレビの向こうで、SNSの画面の中で起きている出来事のように
どこか実感を伴わないようなそんな残酷さで
それでも続いていく世界を生きていくという事を。
『左様なら』ではあの教室における正義も悪も
涙を流す事の是非も、人の生き死にさえも、すべてに答えを出していません。
ただあの時間を、あの教室に漂っていた何かを閉じ込めたかった。
そして振り返って、立ち止まって、見つめ直したかった。
本当の答えなんてないとしても、
自分なりに腑に落ちる場所を探したかった。
そんな風にこの作品と向き合っていたように感じます。
それでも、映画が終わっても
私たちの世界は続いていて。
生きていけるうちは生きていくんだなと
当たり前のようでいて、実は奇跡みたいなこの日常を
たまには立ち止まって、大切にできる自分でありたいなぁと感じました。
全国各地での上映や今後の展開もまだまだあります。
いいお知らせができますように。
左様なら。
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